
こんにちは、マフラーマンです。
クロスアンジュと言えば、ロボットアニメの一つ。
主人公アンジュの兄で、彼女を陥れた元凶として登場するのがジュリオ・斑鳩・ミスルギ。
ジュライ・ソフィアの子供で、シルヴィアの兄でもあります。
彼は1話では皇太子の地位にありましたが、アンジュをノーマと暴露した上、父を玉座から追放して新たに皇帝の座に着きました。
ジュリオとは一体どんな人物でしょうか?
今回はそんなジュリオの人物像や真意を詳しく考察していきます。
アンジュの実の兄ジュリオについて解説
1.ジュリオの人物像とは?
ジュリオは一言で言えば、「傲慢なナルシスト」。それでいてかなりヘタレです。
マナ社会のシステムエラーであるノーマを超がつくほど忌み嫌っており、その思想はこの世界でトップクラス。
元々マナ社会はノーマを嫌うことで成り立っている社会です。
そのため、アンジュリーゼがノーマであることを国民の前で暴露して、彼女をアルゼナルに追放させます。
アンジュリーゼがノーマであることを16年隠蔽した皇帝を退位させ、母の命を間接的に奪いました。
彼はノーマがいない世界を作るため、追放したアンジュを呼び戻して処刑しようとしました。
結局この企みは失敗しますが、皇家の血を引くアンジュを処刑することで彼がミスルギ皇国での権力基盤を固めようとしたのは事実。
アンジュリーゼがノーマであることが公になって、地に落ちたミスルギの地位を挽回したかったかもしれません。
2.あっけなさすぎる最期
アンジュの処刑に失敗したジュリオは、首脳会談でエンブリヲから「世界を作り変える」提案を受け、「ノーマを全滅させる」と都合よく解釈し、アルゼナルに侵攻します。
しかし、それは「墓穴を掘る」行為で、マナ世界ではやってはいけないことです。
エンブリヲの解釈によれば、ドラゴン狩りに適したノーマはマナ社会の労働力。その労働力を全滅させることは、ノーマの代わりに自分たちマナ人がドラゴンを狩らなければいけないからです。
この解釈通り、ジュリオは自分の艦隊を全滅させられた後、エンブリヲによって粛清される最期を迎えます。
エンブリヲに粛清される前、当然のことながらアンジュに情けなく命乞いをしました。
国のトップに就くために、彼女を陥れながらも、自分の身が危なくなると助けてくれという有様。
アンジュの思う通り、本当にどうしようもなく哀れな悪党です。
3.ジュリオはなぜアンジュを陥れたか?
彼はノーマを極端に嫌っているために、アンジュを陥れたのは事実ですが、それ以外にも何かしらの事情があります。
というのも、ジュリオは元々家で肩身の狭い思いをしていたからです。
彼曰く「自分の母からアンジュリーゼとは対照的に疎まれていた」とのこと。
1話のエアリア大会の終わりに皇女時代のアンジュリーゼを最初から面白く思っていませんでした。
自分が両親から疎まれていて、妹ばかり贔屓されていては肩身が狭いでしょう。
心の底では、北斗の拳のジャギのように「兄より優れた妹はいない!」と彼女を憎んでいたかもしれません。
アンジュリーゼを陥れて父の代わりに皇帝の玉座に着こうとしたのも納得できます。
まとめ
ここまでジュリオの人物像を考察してきました。
彼はナルシストな野心家で、ノーマを嫌う傾向が最も強い人物。
絵に描いたような小物ですが、彼のおかげでアンジュは世界の真実を知り、最終的には元凶であるエンブリヲを倒すことができました。
そういう意味では、彼の果たした役割は大きかったでしょう。
最後まで「アニメキャラの魅力を語るブログ」を読んでくださってありがとうございます。
事情がどうであれ、自分から好き勝手に非道な行為を重ねてきておいて、今更「皇室復帰」を餌に命乞いしたところで、信用できるわけがないと思います。
このまま生かしても、また同じことを繰り返す可能性が高いことは、一目瞭然です。
それなのに、何の道理があって、アンジュは彼の死に責任を感じてるのか、そこがどうしても理解に苦しみます。
コメントありがとうございます。
多忙で返信が遅れて申し訳ございません。
苦労するアンジュさんのご意見の通りだと思います。
ジュリオは両親から疎まれていた事実があったにせよ、アンジュを陥れた愚行は決して許されることではありません。
彼が「アンジュがノーマだった事実」を暴露しなければ、アンジュは皇女のままでいられたかもしれません。
そして、両親も生存、シルヴィアもアンジュを忌み嫌うこともなかったかもしれませんね。
父ジュライ皇帝はジュリオに処刑されてしまいましたが、彼の時代はミスルギ皇国が非常に栄えた時代。
ジュライもノーマ暴露事件もなく、天寿をまっとうするまで皇帝として国を引っ張っていけたでしょう。
1話のアンジュのノーマ蔑視思想はアレでしたが、彼女もミスルギ皇国を守るために奮闘する皇女でした。
スポーツもできるし、ファッションセンスもいい、絵に描いたようなハイスペックの持ち主です。
多くの国民に慕われるのも納得できますね。
その完璧さ可愛さといい、個人的には外うまると匹敵します。
どう考えても間違いなくジュリオより有能で人気のあるキャラです。
ジュリオがアンジュのようなハイスペックな皇女を陥れてしまったことは、ミスルギ皇国にとっても大きなダメージだったでしょう。
アンジュに比べてジュリオは、10話でアンジュの処刑に失敗し、挙げ句の果てにアンジュにほほを傷つけられた時は「痛いよ〜!お父さん!」と皇帝として情けない醜態を晒しています。
こんな醜態を晒したら、彼がマナ使いだったとしても国民から失望され、人望を失っていたでしょう。
しかも、13話でエンブリヲの計画を都合よく曲解しアルゼナル侵攻を実行しました。
ジュリオはノーマを全滅させると言っていましたが、エンブリヲにとってノーマを全滅させることはマナ社会の労働力がなくなること。
現代社会に置き換えてみれば、社長が社員を大量にクビにするようなものですから、それは愚行としか言いようがありません。
産業社会で、働き手となる労働力を全滅させることは考えられません。
そうなると、経営者が自ら働かなければいけません。
エンブリヲの意図を汲み取れなった点でも、ジュリオは非常に無能な皇帝でしょう。
ジュライやアンジュならこのような愚行はしません。
>「 事情がどうであれ、自分から好き勝手に非道な行為を重ねてきておいて、今更「皇室復帰」を餌に命乞いしたところで、信用できるわけがないと思います。このまま生かしても、また同じことを繰り返す可能性が高いことは、一目瞭然です。それなのに、何の道理があって、アンジュは彼の死に責任を感じてるのか、そこがどうしても理解に苦しみます。」
アンジュはジュリオが自分の兄で16年間共に過ごした家族だったからこそ、彼の死に責任を感じていると思います。
もし、ジュリオが赤の他人だったら、アンジュは即粛正していたでしょう。
個人的な意見が多くなってしまいましたが、苦労するアンジュさんの意見も踏まえて、ワンピースのスパンダムに匹敵するほどジュリオは非道かつ非常に無能な皇帝だと思います。
大体、あの状況下でどうやったら分かり合えたというのでしょうか?
和解はおろか、交渉の余地なんて無いに等しく、むしろ和解する機会を潰したのは明らかにジュリオの方です。
アンジュとて、それぐらいは分かりきっていたはずなのに、次の話で最後まで分かり合えなかったことを悔やんでるというのは、余りにも意味不明です。