
こんにちは、マフラーマンです。
ワンピースでは今ワノ国が現在進行中ですが、トの康という常に笑顔を絶やさない人物が登場します。
常に笑顔な点ではつかみどころのないキャラで、ウルージとは違う意味で独特なオーラを放っています。笑顔の理由は「【ワンピース】トの康含むえびす町の住民が笑顔すぎる真の理由」で考察済み。
非常にお人好しでびん豪のような元悪党ですら受け入れるほど。例え自分が空腹でも食べ物を分け与えますから、まさに聖人といってもいいでしょう。
そんな彼ですが、941話で白舞の大名「康イエ」で丑三つ小僧であった事実が判明しました。
今回は知られざるトの康の正体について考察します。
トの康の正体が白舞の前大名である理由
始めに結論を言いますが、トの康は「白舞という地域の大名だった」事実が判明しています。五大大名は考察済みですがその根拠はこちら。
- 940話で昔地位が高い人だったことを指摘された
- 941話で福ロクジュから正体を聞いたオロチが愕然とした件
もし、白舞のかつての城主がトの康なら領民が彼の元で笑顔で暮らしているのも合点がいきます。
今えびす町で活躍しているように、国民のことを第一に思い苦しい思いをさせまいと奔走していたのでしょう。
彼の懐のいい性格を考えると、九里のような訳ありの人達が希美の地に集まっていたかもしれません。
20年前は厳格な軍人気質の侍
大名時代のトの康は今とは違い、厳格でワノ国防衛のために軍事力を固めていました。現在では優しい人物が昔厳しかった例はよくあること。
これは当時唯一の正規の港である白舞を外敵から守らんとする使命を果たすためです。
もちろん、おでん様の父で先代将軍のスキヤキに対する忠誠心も並々ではありません。
そのため、自由を望むおでん様とは日々衝突を繰り返しました。やはり思想が真逆な者同士対立は逃れないです。
軍人としても有能であったようで、白舞の侍達をワノ国最強まで鍛えた実績もあります。
実力も今とは違い四皇大幹部以上まで届いていたのかもしれません。
おでん様との関係が親密だった
前述のように「トの康が昔の白舞の城主だった説」を考察しましたが、おでん様との関係がほかの大名と比べ親密だった説も。
その理由は以下の通りです。
- 光月家の反乱を喜んだトの康自体が味方説確定した
- 娘のおトコちゃんが小紫と身分を超えた親友関係で父親繋がりで親密だったとしても不思議ではない
トの康はワノ国の国民同様自由で皆に愛されるおでん様を慕い、侍としても人間としても尊敬していたのでしょう。
彼の魅力に惹かれたからこそ、20年間の時を経て光月家が帰ってきたと喜んだかもしれません。
トの康の明るい性格もおでん様との付き合いによって形成されたのも容易に想像できますね。
対立はしていてもやはり心の中ではおでん様のことを理解していた模様。おでん様はトの康にとっては「器の大きい最高の侍」でした。
話は変わりますが、彼の娘については以下の記事で考察済みです。
リク王に似た一面もあった件
優しいトの康ですが、思い返してみるとドレスローザの国王リク王との共通点が多いことに気付かされます。
- 度がすぎるほどのお人好しで領民を第一に大切にしていた
- 聖人のような優しさから多くの領民から慕われている
- 敵キャラに政権から引きずり降ろされた君主繋がり
- 人のためなら自分の犠牲も厭わない黄金の精神を持っている
2人の共通点を短くまとめると、「善意の塊」。悪の象徴であるオロチやとは対照的な存在です。
リク王がドフラミンゴ陥落に王座に戻った展開を考えると、ワノ国でカイドウが倒された後に大名に戻り、20年前と同じような善政を敷くかもしれません。
彼らにはいずれも幸せな結末が待っていることは間違いないです。
白舞陥落でえびす町に逃亡した説
トの康がかつて城主を務めていたのなら、何故えびす町まで流れ着いたのでしょうか?
理由は簡単。「20年前白舞がカイドウに襲われ大名の座を降ろされた可能性が濃厚」だから。
オロチが敵対関係にある光月家を全く侮っておらず20年間警戒し続けた事実を考察すると、おでん様と深い関係にある希美を襲うのも不自然ではないはず。
自分の土地を滅ぼされたトの康は路頭を彷徨いながらもえびす町まで行き着いたのかもしれません。今は苦しい状況に置かれているものの元々恵まれた環境にいた点では、びん豪らに似たような状況。
悪党である彼らを受け入れたのも、自身の境遇と重なったのかもしれません。3悪については「【ワンピース】ブン業・凡ゴウ・びん豪の悪党3人組の人物像と今後を考察」で考察済み。
20年前の白舞での出来事が事実なら、えびす町に20年在籍している古株ということになります。
その真偽は不明にせよ、「波乱に満ちた半生を送っていた」可能性は限りなく高いです。
貧民を救出するため丑三つ小僧になった
丑三つ小僧だと正体が判明したトの康。
泥棒ではあるものの、お金持ちからお金を奪い貧困層に渡している紛れも無い義賊。
丑三つ小僧をやっているのも私利私欲のためではなく、えびす町の人々を救うためなのかもしれません。
つまり、トの康は表裏の活動でひたすら善行を積んできたと言えるでしょう。
おトコちゃんの給料やトの康の活動によってはかろうじて日々の暮らしを送ることができたえびす町。
彼は大名時代と変わらずに常に他人を第一に考える良きヒーローなのです。
トの康が常に笑顔な真相を探る
常にニコニコ笑っているトの康。今回はその真相が分かりつつあるので改めて考察していきます。
結論から言うと「飢えに苦しんでいる貧民に希望を与える」ため。丑三つ小僧稼業を同時並行しつつ、笑顔で周りの人々を救ったのでしょう。
最初は得体の知れない感じがしましたが、話が進むにつれて人情味溢れるキャラに。
941話でのラストで処刑される直前にロジャーのように笑顔を忘れることはありませんでした。
貧乏に屈しない強い心こそトの康の笑顔の正体なのかもしれません。
えびす町が笑顔な真相は以下の記事でも考察しています。
まとめ
ここまでトの康の正体が希美の20年前の大名だった事実を考察しました。
- 940話で昔偉い人だった説が囁かれた・941話で正体を知ったオロチが仰天した点から、白舞の大名だった根拠が揃う
- おでん様とは父娘がらみで親密度が深かった・光月家の反乱を期待した点を踏まえると、おでん様とは思想面の対立はあっても昔ながらの仲だったかもしれない
- 大名時代はワノ国の国防を最重要視する厳格な大名で、自由を除くおでん様と対立していた
- 優しさの象徴として人々の信頼が厚い点ではリク王と共通している
- 20年前に白舞をカイドウに襲われ、逃避行の末に今のえびす町に落ち延びた
- 丑三つ小僧になった理由は貧民を救う慈善活動を行うため
- オロチの圧政に屈しない鋼メンタルこそトの康の笑顔の秘密
最近トの康の存在感が一気に増していることもあり、急遽本記事を作成することに。
彼の笑顔こそ人々を幸せに導く秘訣かも知れません。
最後まで当ブログの記事を読んでくださってありがとうございます。