
こんにちは、マフラーマンです。
なろう系ではよく前世の知識と技術により異世界を発展させるという展開が主流ですが、『転生したらスライムだった件』もその一つ。
1期ではテンペストがゴブリンの村から他国にも劣らない整然とした街並みの都市まで発展する展開が描かれました。
テンペストの町について調べたところ、古代ローマにどことなく似てることに気づかされました。
管理人古代ローマが好きなので、テンペストの発展ぶりを見るとローマとよく重ねます。
両者の共通点とは一体どういうところでしょうか?
今回は中央都市リムルことテンペストの町と古代ローマの意外な共通点について考察します。
多様性に溢れているカラフルな国
テンペストとローマに共通すること第1は、「多様性に溢れている」点。
テンペストは人間やオーク、オーガ、ゴブリン等の多種族が共生する珍しい国。なので、種族間での争いは滅多に起こることはありません。
片や古代ローマもバラエティに富んだ多民族で成り立ち、多神教信仰の自由を保障している国。
後述するインフラや長い平和を全住民が享受しているため、民族同士による争いはほとんどありませんでした。
多くの個性で成り立っている国の模範こそ、テンペストと古代ローマなのです。
敗者に対しても寛容である
ローマとテンペストは戦いで負けた者達を仲間として受け入れる体制を取っています。
古代ローマは共和政時代に敗者であるエトルリアを仲間として加えました。橋などローマインフラのルーツはエトルリアにあったと言われています。
ローマはエトルリアの高い技術に着目し、自技術として取り入れたのでしょう。
そのため、紀元前から徐々に領土を拡大し、2世紀には地中海全体に版図を広げることができたのです。
テンペストは戦いに負けたガロウ族やオーク族などを同胞として受け入れています。
歴史上戦いに勝った者は敗者の命を奪い、奴隷として自分の支配下に入れるのが世の常。それを超越的に超えた二国はやはり偉大な国家です。
インフラ整備に積極的
テンペストや古代ローマはインフラ整備に優れた国家です。
古代ローマでは地中海全体に街道や水道など人々の生活に必要なインフラを整備し、全国規模で都市を建設しました。
都市間のネットワークも網のように張り巡らされ、交易により空前の繁栄を享受しました。
テンペストの方もローマ同様水道や街道を街全体に整備し、多くの魔物が暮らせる国家として成長しています。
一介の村が短期間で近代都市に発展したので、これからは世界一の都になるようなポテンシャルを秘めています。
インフラは国の動脈になる、それを知っているのは本記事で紹介した二国なのです。
統治者が非常に魅力に溢れている
ローマでは五賢帝、テンペストではリムル様のような魅力的な支配者が存在しています。
ローマの皇帝には様々な人物がいますが、中でも優秀と言われているのがトラヤヌスやハドリアヌスなど五賢帝。
彼らはローマ帝国の領土を最大まで広げ、パックスロマーナと呼ばれる輝かしい時代を築きました。
リムル様の方は、テンペストを建国し多くの種族を受け入れ近代都市に発展させました。
多種族と共生する決まりを作り出したのもリムル様です。
ローマの五賢帝とリムル様は「偉大な業績を築き自身も魅力的だった」点では共通しています。
まとめ
ここまでテンペストと古代ローマの意外な共通点についてまとめました。
- 多種族を差別せずともに共存するカラフル国家
- 敗者を同胞として受け入れる寛容性に溢れた国
- 水道や街道など人々が生きる上で欠かせないインフラに積極的
- ローマの五賢帝とリムル様のような偉大な業績を築きた魅力的な人物が存在する
多種族同化とインフラ整備、寛容性、偉大な統治者によって飛躍的に発展した古代ローマとテンペスト。
世界が違えど二国の築いた業績は、永遠に人々の心に刻まれることでしょう。
最後まで当ブログの記事を読んでくださってありがとうございます。