
日本には様々ならアニメ映画が制作されていますが、中には感動系も存在します。
その筆頭が「planetarian〜星の人〜」という作品です。
簡単に説明すると、文明崩壊後の世界で星の人と呼ばれる老人が3人の子供たちに星の美しさを伝える物語。
とにかくめっちゃ感動します。最後まで視聴しましたが涙なしでは見れません!
今回はplanetarian星の人をネタバレなしの感想で述べちゃいます!
終末ものだからこそ味わえる切なさ
planetarian星の人を視聴して得られた印象は以下の通り。
- ゆめみちゃんがアンドロイド可愛い女の子だった
- 切なくとも優しい同僚との記憶
- プラネタリウムで見る夜空の美しさ
- 夜空が滅びつつある世界を照らす
- どことなくけものフレンズを連想させる
総合的には感動する映画として90点で泣けるシーンが非常に多いです。
具体的には「崩壊した世界で戦争前の日々を思い起こす切なさ」に溢れています。
ちなみに北斗の拳的なヒャッハーな悪役は登場しません。(世界観が壊れるため)
ゆめみちゃんがやっぱり可愛い
星の人の最大のヒロインといえば、ゆめみちゃん。プリキュアのルールーちゃん的なアンドロイドで可愛かったです。
現代社会によくいるような仕事第一のキャラクターで、彼女も星すら見えず常に雨と雪に覆われた破滅した世界で夜空を希望の象徴として懸命に生きるヒロイン。
その健気さが彼女の魅力かもしれません。
仕事用のロボットらしく常に「ですます口調」を使うのもかわいさの1つ。
最後はネタバレになるので伏せますが、涙なしには語れません。
同僚との記憶が一番感動した
作品で一番泣いたのが戦争による同僚との別れるシーン。
スタッフや館長もゆめみちゃんを心の底から仲間だと信頼してくれている優しい人達です。
いつ必ず帰ってくると約束するシーンは本当にジンときますね。
プラネタリウムを見てくれるお客様や一緒に働くスタッフとの記憶は文明崩壊後の世界では尊いもの。
別れの時はどのアニメでも本当に本当に切ないものです。最後にはその約束が必ず報われますので、ご安心を。
星の人の回想シーンが大半
この映画は老人となった星の人が子供達に自分の過去を伝えるシーンが大半。
「回想こんなに長いの?」と思うかもしれませんが、物語の根幹に関わるので長くする必要があります。
星の人は現在の時間軸では今となっては老人ですが、その過去は非常に濃密なもの。
これまでに出会いや別れを繰り返してきた人生なので、儚くもいい思い出に溢れていたのかもしれません。
回想シーンが長いタイプの映画も違った魅力を持っています。
プラネタリウムが絶景な件
映画で見たプラネタリウムが美しく絶景そのものでした。
最近近くの科学館でプラネタリウムを見ましたが、天井ドームに360度広がる夜空は無数の星が銀河のように忙しいことも日々の喧騒もすっかり忘れさせてくれます。
まさしく映画で見た夜空と非常にそっくりです。
管理人自身は星空を見上げる機会はあまりないが、夜空をもう一回眺めたい気分にさせられます。
皆さまも夜空を見れば今よりもっと明るい気持ちになれませんか?
夜空という希望の集大成
文明崩壊後の世界や現代の人々は生きるので精一杯な人々が多いです。
しかし、星空を見ることで疲れた心を癒されるのではないでしょうか?
「ああ、夜の空ってこんなに美しいものなんだ」と。
子供達だけではなく村の人たちにも星空の美しさを見せてあげたかったです。それだけで社会人含め世界中の人々が救われます。
それだけ夜空は尊い存在なのです。夜空の記憶はゆめみちゃんと星の人から3人の子供たちが知っています。
けものフレンズとの共通点
planetarian星の人はおなじ終末もののけものフレンズとの共通点が多し。
- 何らかの破局により崩壊している世界
- ステレオ的悪役が一切登場しない
- 廃墟になった施設で営業を続けている
- 人間を待ち続ける動物・ロボットの存在
- 文明崩壊後もロボット・装置が未だに稼働している
- 大した事件も起きず時間が緩やかに過ぎ去る
終末ものの大半はゾンビが出る世紀末感満載の作品が多いですが、この作品の場合は切ない感じに溢れています。
終末の世界で穏やかに時間が流れるのも情緒に溢れていていいですね。
まとめ
ここまでplanetarian星の人ネタバレなし感想をまとめました。
プラネタリウムや夜空の美しさも含めて、切なくも感動せざるにはいられない名作。
ぜひプラネタリウムが好きな人はplanetarian星の人をご覧になってはいかがでしょうか?
最後まで当ブログの記事を読んでくださってありがとうございます。