
こんにちは、マフラーマンです。
皆さんは小公女セーラという世界名作劇場アニメをご存知でしょうか?このアニメは名作劇場屈指の鬱アニメと言われていますが、その中でもセーラの敵役として登場するのがミンチン先生です。
彼女はミンチン女子学院の長を務めていますが、強欲かつ金にしか目がない意地悪な人物です。彼女は落ちぶれたセーラを代表生徒であるラビニアと共にいじめるようになります。
セーラに対する仕打ちは屋根裏に住ませるのはもちろん、放火の濡れ衣を着せて学院から追い出す等鬼畜そのもの。なぜそこまで酷い仕打ちをするのか皆さんも気になりますよね。
そういうわけで今回はミンチン院長の過去とその後悔を紹介します!
ミンチン院長の過去を紹介する!
ミンチン院長にはセーラに対する酷い仕打ちにはわけがありました。実は院長自身、ベッキーに匹敵する苦労人だったからです。
彼女は幼い頃に両親が他界し、妹のアメリアを育てながら叔父の家で住み込みで働きました。20代を過ぎた主婦ならまだしも、わずか10代で妹を育てながら働くのは相当疲れます。
その後、彼女は慈善学校を卒業し、家庭教師を経て、やっと学院設立までこぎつけました。ミンチン院長は40年の間生きているから、セーラの1年弱の屋根裏住み込み生活に比べて、そのストレスと苦労は半端ではありません。
ミンチン院長が金にしか目が見えなくなるほど性格が歪んでしまったも納得ができます。妹のアメリアが姉のミンチン院長に逆らえないのも、彼女の苦労に長年支えられたことが最大の要因かも知れません。
自分の苦労を棚に上げて、セーラに意地悪するなよと思いますが、苦労を積み重ねてきたことは分かります。
セーラにコンプレックスを抱いていた
彼女は長年にわたる苦労のせいか、セーラに対しては超がつくほどのコンプレックスを抱いています。
その兆候はセーラが代表生徒として活躍する前から起こり始めました。彼女は10歳であるのに関わらず、流暢にフランス語か喋れたり、瞬く間にみんなの人気者になる等、優等生ぶりを発揮しています。
みなさんもセーラのような優等生が身近にいたら、羨ましがるでしょう。少なくても私も羨ましがります。でもミンチン院長やラビニア(彼女については「【小公女セーラ】ラビニアがセーラを執拗に憎んだワケ」で考察済み。)の場合は、コンプレックスが刺激されてセーラを憎むようになったのでしょう。
セーラをここまで憎むのはどうかと思いますが、ミンチン院長はセーラの幸福さをかなり裏ましがっていたのは確かです。
もし、自分の苦労を彼女の幸せのために貢献出来たらセーラが苦しむことはなかったでしょう。
最終回直前で打ちのめされることに
セーラを憎んだミンチン院長は、アニメの10話から41話の長きに渡って酷い仕打ちをしましたが、その報いは最終回直前の45話で受けることになります。
セーラは学院の近くに住んでいる富豪クリストフォード氏が探し求めていた少女で、彼の元で保護されることになったのです。彼はセーラの父ラルフの親友で、亡くなったラルフの財産をセーラに譲り渡そうとしていました。
彼女はセーラを連れ戻すためにクリストフォードの家に向かおうとしましたが、そこで再び富豪に返り咲いたセーラを見て、ショックを受けてしまいます。その後、アメリアにセーラに対する仕打ちを罵倒され、プライドを完全に叩きのめされてしまいました。
彼女はセーラに対する仕打ちより、セーラの待遇を悪くしたせいでお金の実がならなかったことに後悔していた節があります。お金のことしか頭にない人物ですが、ここまで叩きのめされるとどこか憎めなくなりますよね。
終わりに
ここまでミンチン院長の過去とその後悔について紹介しました。
簡単に言えば、
- ミンチン院長は幼い頃に親を亡くし、働きながら妹を育てて、学院設立までこぎついた苦労人
- セーラの人気者ぶりが彼女のコンプレックスを刺激し、彼女が落ちぶれるといじめるように
- セーラがダイヤモンドプリンセスとして復活してからは、自分の所業を深く深く後悔する
だいたいこういう感じです。
最終回ではセーラが学院に多額のお金を寄付してくれる「あれっ」的な展開になりますが、良くも悪くもミンチン院長は意地悪かつかなりの苦労人とも言えるでしょう。
最後まで「アニメキャラの魅力を語るブログ」を読んでくださってありがとうございます。
ミンチン院長の学院運営にこぎつけるまでの苦労は良くわかります。しかし、人は苦労した分だけ他人に優しくなるべきなのに、彼女がセーラへの嫉妬から、父親の死で落ちぶれたセーラをあそこまでいびりまくったのは、セーラに対する色々な面での嫉妬が主な原因でしょう。
しかし、いくらセーラが自分と違って、恵まれた環境で育ち、頭脳明晰とはいえ、そのコンプレックスから、小さい子供相手にいびりまくるのは教育者として以前に人間として腐っています。いじめのシーンを見るたび、ミンチンだけでなくセーラをいびっていた連中をぶっ殺してやりたいと自分は思ったほどです。
最終回目前でセーラは亡き父の親友クリスフォードに引き取られ、弁護士カーマイケルを立てて、クリスフォードがセーラの父とともに共同経営してきたインドのダイヤモンド鉱山の権限とやらをセーラに譲り渡すことが判明します。セーラが今やダイヤモンドプリンセスに!その事実を知り、当然ながらミンチンはショックのあまり、言葉を失います。
もっともセーラは、無断で学院を抜け出すのではなく、「今日からお隣の屋敷で面倒を見てもらうことになりました。院長先生はじめ、皆さんにはお世話になりました」とお礼の挨拶をして、学院を後にするのが常識というか最低限の礼儀でしょう。でも、あれだけ奴隷さながらにこき使われた挙句、学院内の火事の件でも、無実の罪を着せられ、学院を追い出されたかと思いきや、また連れ戻すなどミンチンの腹黒い行動には目が余ります。そりゃー無断で学院を抜け出したくなるでしょう。
それに、ミンチンに散々いびられ、お金のことしか頭にない。人を見る目がない無情さを嫌というほどセーラも良くわかっていたのでしょう。だから、セーラが金持ちに引き取られると知ったら、ミンチンがどんな態度に出るか。金持ちは絶対に手放してなるものか。そういったことは、視聴者でも容易に想像がつきます。
ショックを受けて、全身の力が抜けたかのように学院に戻ってきたミンチン。妹のアメリアにすべての事情を話した後で、アメリアは今までの不満が一気に爆発したかのように、姉を罵倒し始めます。これまでの姉の対する酷い仕打ちが招いた結果だと。
その会話の中で気になったこと。アメリアが「もっとマシな洋服を着せてあげて、もっと人並みの暮らしをさせてあげればいいのにって。だってあの子は服も食べ物も酷すぎたし、働かされすぎていたんですもの」と口にすると、ミンチンは「この私に向かってよくもそんなことを…」と。
この言葉からも、ミンチンがセーラに対して酷い仕打ちをしてきたことに対する反省の態度が全くない。セーラが学院に対して貴重な収入源となるはずの生徒だったのに、それを手放してしまった。ただ、そのことで落ち込んでいるだけなんです。人として心が腐っていますね。
多忙で返信が遅れて申し訳ございません。N.N様の考えは痛いほど理解できます。
ミンチン先生は苦労した過去はあるけれども、劇中の悪行にはあまりにも目が余ります。悪役の中でもドフラミンゴやDIOのように好感を持てるキャラもいますが、ミンチン先生はそういった魅力がひとかけらも感じられません。ただのヒステリックで傲慢なキャラです。実際に担当声優さんが「こんな役は二度とやりたくない」と言わしめたほどです。
ラビニアに関しても同様です。彼女は頭もよく美人ですが、中身はけっこう意地悪。セーラをいじめる場面ばかりで見ている側も辛いです。彼女に関してはもうちょい魅力さを増せばセーラ同様に好感が持てたのに。
あと、モーリー夫妻も意地悪でキャラとしての魅力が一切感じられません。
私としては、ミンチンやラビニア含む意地悪キャラを物語に登場させなければ「小公女セーラ」は良作品として名を知らしめることができたかもしれないのに。と思います。
管理人様、ご返信いただきありがとうございます。最終回に当たる第46話では、セーラは、ミンチン学院に何万ポンドか忘れたけど、日本円にすると、数億円に相当する金額を学院に寄付します。これは原作にはない、アニメオリジナルの設定です。
セーラのこの行動には賛否両論ありますが、セーラが寄付をしようと考えたのはミンチン院長のためでもアメリア先生のためでもない。学院のため、つきつめていけば、今後学院に自分のように親がいない、または何らかの事情で恵まれない家庭の下で育った子が学院に新しく寄宿した場合、同じように辛い目に合うのではなく、人並みの生活、食事、教育が受けられるようにという配慮からあのような形で潤いを与えたのでしょう。
しかし、悲しいかな。ミンチン院長はこれまでのセーラに対する酷い仕打ちを全く謝罪することは全くありませんでした。モーリー夫妻、ラビニアを筆頭にいじめに加担した女子生徒3人もしかり。ミンチン院長はお金が入ってきたとばかりに人が変わったように有頂天になって、それまでの傲慢の態度から一転。上機嫌となって、やたらセーラを持ち上げます。結局お金のことしか頭にない愚かな女だと。お金で人が変わるなんて、いいカモだなと。
生徒の中には初めからロッティーやアーメンガードのように初めからセーラに同情的な態度を持ち続け、金持ちに返り咲いたセーラを当然のように温かく出迎えて、祝福の言葉を送ってくれました。でも、ラビニアの手下としていじめに加担した生徒には、そんな言葉をかける資格などないでしょう。結局は一部の人間を除き、お金でしか人を分別できない愚か者の集まりなんでしょうか。呆れてものがいえません。
最後にセーラは自分がメードに叩き落されても、ずっとお嬢様として自分をたててくれたベッキーをメードとして雇い、両親の墓参りとダイヤモンド鉱山に関する手続きのため、多くの人に見送られながら、船でイギリスを後にします。このとき、流れたオープニング曲の2番の歌詞。「~私だって幸せほしいけど他にもっと大事なものがある それが愛か優しい心かは~」は心にぐさりときました。もしかしたら、あのままインドからイギリス本土には帰ってこなかったかもしれませんね。
ミンチン先生の後悔って金づるを逃したってだけで全く改心とかしてないですよね
大体お金持ちだからって学費以上のものがもらえるのが当然として話が進むのもよくわかりませんし、被った不利益とやらも劇中詳しく説明がありませんでした。
この人物に関しては1話からわけのわからないことでぷるぷるふるえたりして最初からキャラ崩壊してると思いながら見ました。
ラビニアはまだましですが、ラビニアもリアリティを感じません。親が死んだり本人が死にそうなときに笑ってるような人間はクズです、お友だちになりたいと思うわけがありません。嫉妬や憧れからつい辛く当たったなどと言うレベルではないです。
2人とも単に悪役として設定されてるだけの魂のかよってないキャラクターだと思います
アメリア先生も酷かったです。セーラのことを心配してるというキャラだったのに、セーラに保護者が見つかったときにこれっぽっちも喜ばず、怒りに震えて姉を金づるを逃がしたと叱責し出す始末。昼ドラは頭が悪い脚本じゃないと通らないんでしょうか。
ラブニアさん。まあ、最終回でもミンチン院長はじめセーラ苛めに関与した連中は、誰一人として謝っていません。セーラが学院のために大金を寄付することにご満悦状態のマリア・ミンチン。
これまでセーラを奴隷さながらにさんざんこき使っていたことは綺麗サッパリ忘れ、呼び捨てしていたセーラをすっかりご機嫌状態で「さん」づけで呼び、「セーラさんはこの学院をおやめになったわけではありませんよ」となんと丁寧な敬語。結局金さえあれば、何でも許せるのか。お金に翻弄される女院長の愚かさがもろ丸出しです。本当に改心したとはいえませんね。
その前に今までお金のことばかりに、気を取られ、人を思いやる気持ちなどなかった。教育者として失格だ。みたいな台詞が出てくれば、セーラに対する謝罪として受け取れた。それがないまま、ハッピーエンドで終わってしまったのは残念。世の中お金さえあれば、何でも解決しちゃうよととれる結末でした。
生徒の苛め役ラビニアは、自分の取り巻き2人がセーラに方向転換したことにいらだちを覚え、ギリギリまでセーラに言葉をかけようとしませんでした。ラビニアの行為を褒めるわけではありませんが、悪役ならどこまでも悪役を貫き通すという意味では正しい行為かもしれません。だから、お金で簡単に態度を変えてしまう人間こそ、ぶっ殺したくなるものです。実写映画ではたしかミンチン院長はペナルティーとして、学院の使用人として煙の掃除をさせられるようになったとか。