
なろうの敵が無能すぎて目に余った記憶はありませんか?
どいつもこいつもクズすぎて「作品に出てくんな!」レベルでムカつく奴らで、地の果てまで吹き飛ばしたいくらいですよ。
転スラのファルムス王国や賢者の孫のカイルの隊長や帝国、盾の勇者のマインや王様がいい例。
ジャンプ作品でもそうですが、なろう系の敵キャラは不快感時間持てない奴らばかり。しかも弱いなので後味が悪いです。
こいつらが登場するから作品は面白くなりますが、それにしても胸糞極まりないです。無能すぎて周りの人間もダメになります。
やはり、現代の延長線といってもいいでしょう。
今回はなろう異世界の敵が無能で弱い件について転スラや賢者の孫を例に挙げていきます。
なろう異世界の敵究極無能説
なろうの敵がどれだけ無能でクズかは以下の通り。
- 自分の利益しか考えない癖に決して人のために尽くそうとしない
- 後先を全く考えていない
- 味方のようにチート級に強い奴らがいない(ビックマムやカイドウのような)
弱い。弱すぎです。敵がこれだけ無能なら主人公側があっという間に世界征服できちゃいますよ。
イージーモードすぎます。敵キャラは主人公の最強キャラを際立たせるためのかませにされている感が目立ちます。
そんなのありえませんよ。管理人がなろうの敵がどんな風に無能か実際に読んだ作品を元に紹介します。
キングオブ無能なファルムス王国
無能さトップワンを張ってもいいくらいなのが転スラのファルムス王国です。
この国は自国の利益のために、主人公側の仲間達を踏みにじり主人公の怒りを買い、滅亡した国。本当に馬鹿な王国ですよ。自身の欲のために身を滅ぼしてしまうとは。
管理人が考察するに、王国はまずテンペストにスパイを使って情報収集をさせ、その上で慎重に判断すべきでした。テンペストがどんなことを望んでいるか、見極めるべきでした。
しかし、王国はそれをしませんでした。欲と魔物敵対思想に囚われてしまい、侵略の道を進んでしまったのです。
そしてリムル様の怒りを買い、ついには国ごと滅亡してしまう末路を迎えてしまうのです。
欲しか知らない本当に哀れな国です。
王国の滅亡の真相について詳しくは以下の記事で考察しています。
賢者の孫のカイルの隊長
ファルムス王国かそれ以上にムカつく奴が賢者の孫にも登場します。
そいつこそがマーリン老夫婦の親友だったカイルの隊長です。
こいつのやらかした悪事は以下の通り。
- カイルだけに無理難題を押し付けるだけでなく、彼の手柄を横取りした
- 真面目なカイルのことを鼻から馬鹿にした
- 自分がピンチになったら、全ての失態をカイルに押し付けて陥れる
こいつの行動原理はファルムス王国と同じ「保身」です。彼のことなんか何一つ考えちゃいないですよ。全て自分のためです。まさに無能。
最悪度はワンピースのスパンダムにそっくり。
実際に隊長のせいでカイルが魔人化し、命を失う悲劇に陥ってしまいました。どうしてこうなると予測できなかったんだ。やはり無能。
主要人物の一人を完全でどうしようもないバッドエンドな陥らせた点では、ファルムスよりタチが悪いですよ。
まあカイルを生き返らせる力もありませんで、こいつもこいつで取り返しのつかない事態をしでかしたと思います。
カイルの最後については以下の記事で詳しく考察しています。
足元に気づかない賢者の孫の帝国
隊長と同等に無能なのがブルースフィア帝国です。
基本的に国民からの搾取しか考えておらず、国民思いの政策をしたシュトロームを陥れ、魔人化させた元凶。
シュトロームの最後については以下の記事で考察済みです。
こいつは最期に復讐に燃えるシュトロームの手のひらで踊らされていました。
もし、帝国が有能ならシュトロームの企みはバレたでしょう。しかし、帝国にとって諜報部隊が全員魔人側に寝返ったのが盲点でした。
部隊の裏切りに気づいたのが、帝国が策略により文字通りの沈没船化とした時。遅いですよ。
自身の邪魔になるものには関しては陰謀を張り巡らせていたのに、肝心な時で自分の足元を見ないなんてどんだけ無能ですか?
敵が弱いのが多い理由
答えは単純。敵を弱くすれば主人公の最強さが目立つからです。
敵が強ければ強いほどチートではなくなります。主人公がコツコツ実力を蓄える努力系になってしまいますね。
なろう系で主人公が全くピンチになるのは全くないほど、妙な安心感があって読みやすいです。
例えば、オーバーロードなんかその典型例です。転スラは主人公側がピンチになる章があるので見ていて不安になります。
敵側が異常に弱いのは主人公側がピンチにならないよう作者が調節しているからではないでしょうか?
なろう系がつまらない理由について以下の記事で考察しています。
北斗の拳をモデルにしている
なろう系は主人公最強の件では、北斗の拳によく似ています。どんな点が似ているかは以下の通り。
- 主人公最強すぎ
- 主人公自身が最強奥義を持っている
- 敵がゲスくて弱い
- 敵がここまでかというほどの悪事を行う
- 敵がやられる時がスカッとする
最近のなろう系にはざまぁ系が多いので、北斗の拳と似すぎています。
多くのなろう系作者は北斗の拳をモデルにしているのでしょう。
ただ、敵の断末魔が北斗の拳と比べて普通すぎるのが、納得いかないですね。
まとめ
ここまでなろう系の敵が無能かつ弱い件について紹介しました。
なぜここまで描くというと、結果的に「主人公側の魅力や強さを引き立てる役」となっているからです。
胸糞すぎますが、ストレスを溜めることによって面白くなって続きが気になるメリットがあります。
なろう系作品を読み返して、敵がどういう役割を果たしているか確かめて下さい。