
こんにちは、マフラーマンです。
ワンピースの軍事組織海軍の大将の一人で、エースの命を奪った因縁の敵として描かれている赤犬。
詳しくは「【ワンピース】赤犬のその後は元帥に?完全なる苦労人ポジな件【ラスボス説】」で考察していますが、2年後は青キジとの対決を経て海軍元帥に就任しました。
彼は「徹底なる正義」をモットーとしており、自身が悪と見做せば敵はもちろん味方さえ始末することも厭いません。
ファンの間ではエースを命を奪った件で評価が二分化していますが、赤犬の正義は本当に正しいのでしょうか?
今回は彼の正義の真相について迫っていきます。
赤犬の正義は海賊抑止力の点では正しい
結論から彼の正義は「海賊の大きな抑止力そのもの」として働く点では正しいです。
前述通り海賊殲滅を掲げており、大将としての力を持っているのでなかなか隙が見つかりません。
しかも、白ひげには2度も大ダメージを与えたほどですからね。彼の強さについては「【ワンピース】実力は四皇レベル?赤犬が強すぎな5つの理由」で詳しく考察しています。
彼ほどの強者が超本気で海賊殲滅を掲げていたら、海賊にとっては間違いなく脅威になります。
七武海や最悪の世代、カタクリ含む四皇幹部でもさすがに彼には敵わないでしょう。
ある意味赤犬の過激なる正義が海の平和を保つ上で重要な役割を果たしているかもしれません。
味方に優しければ平和を守れる
前述通り赤犬は悪と見做すと味方関係なく始末する非情な人物ですが、仮に彼がビックマム海賊団のペロス兄のように味方に優しい場合どうなるのでしょうか?
結論はただ一つ、「市民の平和を万全に守れる」ということです。
ペロス兄だけではなく、ケンシロウのように悪には一切容赦ないが味方に優しいキャラは山ほどいます。
こういったタイプのキャラはどの人物も魅力的なので好感度が上がります。
これほど味方にとって頼りになれる人物はいませんね。カタクリほどの強者ならなおさらです。
赤犬の正義も使い方を間違えなければ、市民の大きな盾になるでしょう。
赤犬が悪として見做される理由
先ほど赤犬の正義が正しい説を考察しましたが、一方で彼自身が悪として見做されることも。
その理由は以下の通りです。
- 悪を根絶やしにせんがためにオハラ住民の避難船を巻き込んで全滅させた。
- 悪と見做したエースの命を奪い、ルフィを執拗に追い続けた。
- 自分の命と家族のことを心配して逃げ出そうとした海兵を弱者として切り捨てた。
- 戦争を終わらせようとしたコビーでさえ悪と見做し始末しようとした。
どれも過激すぎますね。
本来海軍は「海賊を取り締まる」組織なので、海賊ならまだしも味方まで切り捨てるのは行き過ぎだなと思います。
彼の正義はある意味ではビックマムとは違う意味では「災害」しています。
思想はCP9のアレと似ている
赤犬の正義は思い返してみると、CP9の正義とどこか似ていると思いませんか?
そもそもCP9は政府の諜報機関の一つで、闇の正義という海軍とは違った信念をもとに任務を遂行しています。
正義のためなら、「海賊だけでなく本来なら守るべき市民の命を奪うことすら正当化される」とのこと。
特にルッチに関しては人の命を奪うことを生きがいにしている節すら見えます。ここまで来ると海賊以上に悪と見做されても仕方ないでしょう。
少なくても両者の共通点は「悪とみなしたものは味方だろうが容赦なく切り捨てる」ことが言えます。
いくら政府側の人間とはいえやり過ぎですね。
まとめ
ここまで赤犬の正義が正しいのか悪いのか考察しました。
- 彼の正義が膨れ上がる海賊の大きな抑止力として働いている。
- 味方に優しければカタクリのように必然的に頼られる人物へと変貌していた。
- 悪は敵味方関係なく始末する行為を劇中でも何度繰り返している。
- 赤犬の思想がCP9と「悪と一度でも見做せば味方の命を容赦なく奪う点」で共通している。
徹底的な正義は悪への抑止力になる反面、暴走といった危うい一面を抱えています。
赤犬の正義は正しいのか悪いのか一概には言えませんね。人によってそれぞれです。
最後まで当ブログの記事を読んでくださってありがとうございます。